2011年3月26日土曜日

あこがれのキャンパスライフ

僕はちいさい頃から、大学という生活にあこがれていました。テレビにうつるドラマやニュースでは、華やかな大学生活が描かれています。いわゆる、ばら色のキャンパスライフってやつですね。(古臭い言い回しですが、僕はまだ22歳です。) 

多くの人は、初めて一人暮らしするわけです。今まではずっとルールの厳しい世界での生活をしていましたよね。小学校はガチガチの規則、中学校は財布や時計を持ってきても良くなり、高校では売店で昼食をとることができるようになる。このように、だんだんルールは少なくなっていきますが、それでもやはり、自分が誰かに管理されているという印象が強いと思います。

そういうしがらみから開放されるのが大学生です。親元を離れて、自分で自分を管理することになります。自分の好きなようにできるってとても楽しいことです。

さらに、二十歳という大人にもなります。少なくとも日本では、大学時代に二十歳を超えることが多いはずです。できることが増えて楽しくてしょうがないですね。お酒は飲み放題、時間はあるから夜遅くまで遊び放題、講義には気が向いたときにでる・・・というように、あげだすときりがないほど大学生活は楽しいものだと思います。

少なくとも、大学に入るまではそう思っていました。

現在、僕は大学生です。学部は工学部。今年卒業して、来年度からは同じ大学の大学院の工学研究科に所属することになります。かれこれもう4年も大学にいます。

この4年間で感じたことは、上記のような「キャンパスライフ」なるものは幻想だったということです。工学部だし、男が多くむさくるしい。しかも僕の大学は、工学部のキャンパスとそのほかのキャンパスが 道路を隔てており、若干隔離されてる感があります。この立地のおかげかもしれませんが、工学部以外のキャンパスに行くと異様に落ち着かない。あっちの世界はまさに「ばら色のキャンパスライフ」が繰り広げられている。

ちなみにここでいう「ばら色」は、豚バラ肉とかのバラではなく、flowerの方のばらです。

僕らのように4年間工学部ですごした人間のほとんどが、あちら側へ行くことへの拒否反応がおこります。面白いですね。当人たちは全然おもしろくないです。

つまり、工学部の人間にはそういう世界はあまり関わりがないということです。悲しいですね。その中にも多少ですがリア充はいますよ。ほんとに多少ですが。

でも毎日実験や研究やレポートや課題をみんなで協力していくのは、けっこう楽しかったりもするんですけどね。

そんなこんなで、あこがれのキャンパスライフとはπほどずれた位置にいますが、それはそれで楽しいよってことです。

微妙なまとめだった。おしまい。

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