2011年9月9日金曜日

アブストラクト作成のPOINT

論文を書くときに必要な,アブストラクトのPOINT
一般的には,
  • 目的
  • 結果
  • 結論
のように構成される.

しかし,これだと少し漠然としすぎているので,自分なりに細かく分類すると以下のようになる.
  1. 研究の背景,動機
  2. 現在の問題点
  3. 研究の目的
  4. 提案手法とその説明
  5. 結果
  6. 結論
以上を盛り込む.

接続詞の使い方には,当然注意を払うべきである.

たとえば,「しかし,~」は,問題点の指摘を行うときに使う接続詞である,など.

重要だと思うことは,何よりもまず,ストーリーを考えること.

 このストーリーがきちんとねられていないと,文章がばらばらになってしまい,読み手からは,何が言いたいのか伝わってこない,ということになりやすい.また,文章が美しくない.

読者は,たいていアブストラクトを読んで,この論文が自分にとって役に立ちそうかどうかを決める.

つまり,もっとも重要なパーツがアブストラクトである.

書き手は,せっかくの自分の研究を,他者に読んでもらう機会なのだから,丁寧に作るべきである.


文章作成に関しては,『理科系の作文技術』,木下,中央公書,をぜひ一読してほしい.

これを一通り読めば,文章作成のメソッドがわかる.



 最後に,個人的な意見を言うと,文章を簡潔に,かつ,ロジカルに書けるということは,必ず人生の役に立つ.その練習は,若いうちからすべき.









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