一般的には,
- 目的
- 結果
- 結論
しかし,これだと少し漠然としすぎているので,自分なりに細かく分類すると以下のようになる.
- 研究の背景,動機
- 現在の問題点
- 研究の目的
- 提案手法とその説明
- 結果
- 結論
接続詞の使い方には,当然注意を払うべきである.
たとえば,「しかし,~」は,問題点の指摘を行うときに使う接続詞である,など.
重要だと思うことは,何よりもまず,ストーリーを考えること.
このストーリーがきちんとねられていないと,文章がばらばらになってしまい,読み手からは,何が言いたいのか伝わってこない,ということになりやすい.また,文章が美しくない.
読者は,たいていアブストラクトを読んで,この論文が自分にとって役に立ちそうかどうかを決める.
つまり,もっとも重要なパーツがアブストラクトである.
書き手は,せっかくの自分の研究を,他者に読んでもらう機会なのだから,丁寧に作るべきである.
文章作成に関しては,『理科系の作文技術』,木下,中央公書,をぜひ一読してほしい.
これを一通り読めば,文章作成のメソッドがわかる.
最後に,個人的な意見を言うと,文章を簡潔に,かつ,ロジカルに書けるということは,必ず人生の役に立つ.その練習は,若いうちからすべき.
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